島根県の隠岐広域連合（隠岐の島町、海士町、西ノ島町、知夫村）では、介護・医療・行政機関の情報共有を強化するため、「FiNE-LINK PLUS」を基盤とした介護情報連携ネットワークの第1期運用が開始されました。

このネットワークは、ビジネスチャットツール「LINE WORKS」を活用し、従来の電話やFAXに依存していた連絡手段をデジタル化。利用者情報やサービス調整に関するやりとりをリアルタイムで行えるようになり、迅速で確実な連携を可能にします。
特に離島地域である隠岐では、物理的距離や通信環境の課題がある中で、ICTを活用した情報連携が地域包括ケアの推進において大きな役割を果たします。今後は運用状況を踏まえ、機能拡充や参加機関の拡大も検討されており、持続可能な地域福祉の基盤づくりが期待されています。

地域における医療・介護連携の質の向上は、関係機関の皆様一人ひとりのご尽力によって支えられています。今期も、FiNE-LINK⁺はその支援役として、共に課題解決と仕組みの成熟に努めてまいります。